Thursday, January 17, 2008

1月も半ば

半ばきちゃいましたね。早くも。
寒い寒い、なんて言ってたらすぐだ。いけないいけない。

まぁここんとこ何してたかっつーことをメモがてら徒然。

年末にお声をかけていただき、計5日ほど、一仕事してました。
小さなプロジェクトだったんですけど、そして世間には出ないものを作ってたんですが、これがね、結構楽しくて。ご協力いただいた方々に感謝。打ち上げやろうね[誰となく]。

少しだけど、お節のおかずとか作ってました。
昆布巻きでしょ、酢蓮でしょ、膾でしょ、田作りでしょ、煮物でしょ...。izuちゃん達にもマティーン達にも食べてもらって、なんか義務果たした感があります。

お寿司パーチーとかしました。
お友達の家で。およばれですよ。うふふ。でも、お寿司を作りにきて、というおよばれ。アテクシはカウンターの中で板前さん、という立場でした。そのイベントもあるってんで、刺身包丁、新しいの買っちゃった。うふふふふふふふ。

猫をもう一匹飼うかどうか、検討しはじめました。
どーも我が家のピート。人間と思ってる節があるのです。最近特に。こりゃもう一匹飼って、猫の本能を呼び返してあげないといけないんじゃないかと。でももう一匹面倒みる、とか単純にいかないよねーきっと。もう一匹もピートみたいに躾されてればいいけど、そうじゃなかったらどうなっちゃうんだろう。

あとなにしたっけかな。
あ、そうそう、最近少しだけですけど、イーストベイの面白そうなお店を見に行くようになりました。
Hida Tools & Hardwareとかちょっとヒットでした。なんか「あれ欲しいなぁ」なんていうものが、そこにはあった。そんな感動。
まぁきっと普通の人は「ん?」て言うようなものなんですけどね。剪定ばさみとか裁ちバサミとか糸切りばさみとか竹箒とか角尺とか。刺身包丁も、そこで素敵なのを見つけましたよ。



そんな感じかなぁ。今回はちょっと写真はまだなし。次回はちゃんと写真とか取りますんで。

Tuesday, January 8, 2008

年始の雨

元旦過ぎて2日。
太平洋からものすごい嵐の雲が来てますよっていう天気予報が連日続きました。
3日には嵐がとんでもない風と雨を連れてくると。毎日うるさいくらい。

テレビの天気図をみたら、まさに大型台風のような渦巻きが太平洋を渡ってやってきていました。あれでしょ?これがこないだ日本に雪とか降らせちゃったやつなんでしょ?とか思いながら見てましたよ。



最初は「やっと雨が降るんだねぇ」という感じ。2007年は本当に雨の降らない年でしたからねぇ。でも2年前、ものすごい雨を見ていたので、あれがここにまた来たら大変な事になると予想して...
  • 西側の外壁を修復し、
  • 昨年秋にはすっかり雨樋掃除をし、
  • 伸び放題だった庭の木の枝も少し切り、
  • 北側の斜面に段差をつけて、土砂が崩れないようにして、
と、準備は着々としていたんですが...。一つだけ、延ばし延ばしにしていたものがありまして。

Spark arrester。
日本ではまったく聞かなかったコレ。暖炉の煙突の上につけてあるもので、火の粉が煙突から外に飛んでいかないように、また、煙突からいろんなモノが入ってこないようにつけてあるモノなんですけど、これが2年前の嵐のときに飛ばされて、重石で応急処置をしてあってそのまま。
今度の嵐で風が強く吹いたら、もしかしたらこの重石が飛ばされて屋根に落ち、そしたら屋根は絶対穴が開いちゃう!

時々郵便と一緒にくるクーポンの中から「煙突掃除屋さん」のクーポンを探し出し、早速電話。
「お願いだから嵐の前に来てください(涙)」
と頼んでみたら、嵐がもうすぐそこっていう3日の夕方、来てくれました。でっかいロシア人の煙突掃除屋さん。

そういや、こういう出張で来てくれる「なんとか屋さん」て、いつも思うんだけど、大抵移民系の人ですよね。そしてものすごく仕事が早くて的確。偶然なのかなぁ。前に来てくれたアラブ人の水道屋さんとか、ベネズエラ人の車の窓ガラス交換屋さんとか、メキシコ人の下水工事やさんとか、あ、あと害虫駆除屋さんもインド人だったなぁ。

もう雨はしとしと降っていて、風も若干強くなり始め、なんだか薄暗くなっちゃって、大丈夫かなぁとちょっと思ったけど、この煙突掃除屋さん、かなりでかい人だったので、ちょっとやそっとの風じゃぁ吹き飛ばなそうな感じ。しかし我が家の煙突がある場所の屋根の下は、屋根裏のないタイプ。この掃除屋さんが屋根を歩く度に
「ッドス!ッドス!ッドス!」
と響きまして、これはこれでかなりヒヤヒヤしました。まぁさすがこれでご飯食べてる人だけあって、作業は15分もかからず終了。これで安心して嵐に備えられるぞと、ほっと一安心しておりました。

その夜。

嵐はやってきました。
夜中、寝ていると、雨が屋根を打つ音がだんだん激しくなってきましたよ。「あーすごいなぁ...ムニャムニャ」と夢うつつでその音を聞いてました。だんだんと風も強くなって来て...

4日金曜日。

朝から雨が時折強く降ってました。庭のすずかけの木の小枝もかなり折れて落ちてるし。紅葉の木もすっかり丸裸。遠くの樫の木のドングリの皮が大量に玄関に散ってるし。風もかなり強くなって、お向かいの大きなRed Woodが今まで見た事もない程揺れていました。ヒー!倒れてきたらどうしよう!とか妙に興奮状態。
こっちは停電や土砂崩れがないかとヒヤヒヤしてましたけど、運良く我が家近辺は大事もなく無事。あぁよかったー。
どうやらあちこちで停電や浸水もあったようで、ずいぶん長い間電気のない生活を強いられた方々もいらしたようです。天気予報ではこの後も第二弾、三弾、四弾の嵐がきますよと警告してました。

まぁ嵐も去ってしまえば後はとりあえず片付けるだけ。
次の日雨も上がって庭に出てみれば、倒れた鉢は奇跡的に一つだけ。
庭のオレンジも6個だけしか落ちてないし、
我が家の被害はガレージの浸水くらいでした。

ほっと一安心して近くのスーパーに食料を買いにいきましたら、その途中。おおきな樫の木が縦に二つに割れて、一方が民家の屋根に落ちてる風景が...。
ヒー!
屋根は運良く家のポーチの部分でしたが、見事にそこは破壊!
怖いですよねぇ。もし自分の家に木が倒れて来たらとか考えるとぞっとしました。家の近くに立っている木、天気が良くなってきたらちょっと手入れしなくちゃとか真剣に思ったり。




電気が止まった時の生活といえば、我が家では1年に何回か、主に夏場に停電するのですが、そういう時の備えって、意外としてないもんなんですね。
ろうそく、電池、携帯ラジオ、カセットコンロとボンベなどなど。今年は雨が多そうだし、もう少しまさかの備えを見直してみなくちゃ。

Wednesday, January 2, 2008

運動の後の栄養補給

どこかの栄養ドリンクのキャッチフレーズのようなタイトルになってしまいましたが。

結局往路1時間、復路1時間で、計2時間程山歩きをしました。
いい空気を吸って、体の細胞の一つ一つのエネルギー全部を使って初春のご来光を拝み、顔が痛くなるほどの外気なのに「あづー」とかいいながらニコニコしていたのですが、全行程終わって車に戻ると「ど」っと疲れが出てきました。
おまけに皆のズボンの裾は、なんだか泥まみれ。
道の途中には牛やら馬やらのウンコ山が、地雷のように各所に置かれていたので、きっと踏んだひともいたに違いない。トレッキングシューズの溝にはきっちりと泥などが詰まって溝の役割を果たさない状態になってたし。
それぞれ一度家に戻って着替えてから再度集合ということになりました。

アテクシ達も家に戻ってシャワーを浴び、ふぅっっと一息。
いつものまったりした時間と違って、なんだか爽やかに疲れていて、気持ちいい感じです。

そんな気持ちいい感じを体に貯めつつ、昨日の晩から水でふやかしておいた豆を煮はじめました。煮豆は結構水こぼしや煮ている間に時間があるので、田作りも作っちゃえ。もう少し時間があるから塩むすびも握っちゃえ。もう少し時間があるから鮭のハラスも焼いちゃえ。あ、そうだそうだ、煮豚はまりヒャンとStanさんが好きだったっけ、切って温めよ、と、なんだかトントン拍子に料理ができてきました。
そこにあゆみヒャン一家、まりヒャン一家登場。
まりヒャンは数の子、高野豆腐、伊達巻き、かまぼこを持って来てくれました。あゆみヒャンは鍋まで持参(!)で、もう鍋の材料まで準備OK!

Black beansの煮豆と田作り。横に見えるのはまりヒャンが作ってくれたかまぼこのシソキュウリ挟みいくらのっけ。奥にちらりと見えるのが、煮豚。

まりヒャンの作ってくれたかまぼこ奇麗!
ひとまず塩むすびと鮭のハラスと田作りで、山歩き後の栄養補給をしてもらって、お屠蘇がないので冷酒をオチョコで乾杯!

Stanさんのお酌で。

ローズボウルパレードを観ながらまったり。

鍋の肉団子に舌鼓を打ちながらゆったり。
いろいろ料理を作りつつ、鍋をつつきながらゆっくりのんびりとしたあったかいお正月を過ごしましたよ。

おせち料理に力を入れられなかったのは来年への反省点にしておきます。昆布巻き、栗きんとん、酢蓮、なます、などなどは、1月中にぼちぼちと作っていく事にしましょう。

初日の出を拝む

明けまして2日目。
皆様、おめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

というわけで、タイトル通り、初日の出を観に行くイベントで始まりました、2008年。

あゆみヒャンから3日くらい前にお誘いの電話をいただき、
正月の予定を決めていなかったアテクシ達は「おぉ!それはいいアイディア!」とばかりに二つ返事でなんだかノリノリ。
2007年までのアテクシだったら、「いやぁ、1時間のハイクなんて、絶対自分の体が持つまい」と、悔しい気持ちでお断りしていたんじゃないかしら。
でも2008年に向かって、なんだか「やればできるんじゃないか」って気持ちがものすごく後押ししてくれて、気持ちよく「やってみよう!」と思えましてん。これっていい感じかも、と。

2007年12月31日は、日の出から日の入りまで本当に快晴で、こりゃー元旦もいい具合にいくんじゃないかという予想で31日は早々に床に入り、まるで遠足に行く前の日のようにわくわくしながら眠りにつきました。

明けて元旦早朝。
まだ空も暗く、しかしなんだか東の山は霧で見えないような...(不安。
それでも元旦ハイクは初挑戦。しかもいきなり1時間歩くっつー。やっぱり不安。
でもそんな不安は今年はなるべく乗り越えましょう。
絶対スタミナ不足になると直感して、バナナ3本と水1.5lをかばんにぶっこみまして、
前日晴れ渡ったので絶対寒くなるはずなのでものすごく着込みまして、
トレイルを歩くんだからっつーことで登山靴を履きまして。
体力が足りない分、できるかぎりの万全の体制でハイクに望みました。

6時。
某所に集合してあゆみヒャンの車の後について山道を登る事しばし。
Regional Parkの入り口は、まだ日の出前なので閉まってました。
その近くに車を停めて、さぁハイク開始。

しかしまぁ見事な濃霧。
寒いし...。ブレアウィッチかよ!みたいなノリでございます。
我々の20ft先も20ft後も見えない状態で、
あゆみヒャンと旦那さんと、彼らの犬達が先になって歩き始めました。

歩きながら
「もうすぐじゃん?怖いヤツが出てくるのって」とか
「今なんか出て来たらアテクシが一番最初の犠牲者だね」とかいいながら
凍ったトレイルを歩きます。

写真:まりヒャン撮影
出だしから30分もすると、もうかなり暑くなって参りました。
あづー」とか言いながらマフラーを外し、帽子を取り、手袋を取り、
ぐんぐん歩きます。まりヒャンが途中「あー血糖値が下がって来たー」というのですかさずまりヒャンにバナナで燃料補給。
コノ時自分も補給しておけばよかったのかも。


そのうちみんなの歩調からだんだん外れて、あきらかに燃料と体力のなさを実感...。だんだん坂がきつく感じるようになって、息もあがってきて、でも皆は歩調を崩す事なくどんどん先へ...霧の中に消えそうに...。慌ててバナナを一本食べて歩き続けるも、彼らとの距離はだんだんと大きくなっていくばかり。
「もうだめじゃ。アテクシを置いて皆先にいって」という言葉が脳裏を横切る度に、誰かが待っていてくれて励まされ、「うぇーんありがとうがんばる」と、また元気が沸いてくる。

何回かそんな心やさしいフォローに励まされつつも、
「もうまじだめっす。アテクシの事はいいから皆がんばって!いつまでもアテクシのことを忘れないでね!」とかわけわかんない事が脳裏をよぎった瞬間、目的地のベンチが霧の中に浮かび上がって来たではありませんか!すげー!こりゃすげー!筋書き通りじゃん(違!

なんか正月しょっぱなからすごいイベントで、血糖値が下がりまくって体力の限界に疲れた脳みそが作った物語に1人感動しましたよ。

で、7時16分頃目的地到着。

しかししかし。周りがだんだん白みつつなってきても、濃霧は一向に晴れる兆しを見せません。んー。素晴らしい[違]。

でも目的地まで来たんだし、心にも余裕が出て来て記念写真とか。

写真:まりヒャン撮影


まだそれでも霧が晴れませんよ。寒いし。
右をみても...

左をみても...

見事に何も見えない...。
「もう行こう」という事になり、違う道を通って帰る事に。

帰る頃にはだんだん霧が晴れてきて、周りの景色も見えるようになってきました。
こうなってくると暗くて霧でほとんど見えない往きと違って心に余裕が出ます。
だから写真もたくさん撮ってるし(笑。

そうこうしているうちに下り坂も緩やかになり、山の間から光が...!


ご来光〜!
早速皆で拝んでみました。

いやぁ、目的達成。めでたしめでたし。

そしてこの後、我々は初春鍋寄合へと突入するのでした。
なんという楽しい幕開けでしょう。スバラッス。


今年もどうぞよろしくお願いいたします。